トマト

トマトは夏の味から四季の味へとなりました。

トマト

トマトの生育には強い光が必要で、生育適温は25~℃です。 昼夜の温度差の大きいことを好みますので、もともとは夏に栽培されていました。 食生活の洋風化が進むとともにサラダの材料として一年中需要が増え、周年の供給に向けて 産地が広がっていきました。 今のトマトの品種の主流は、赤くなっても日持ちがよく糖度の高い完熟系です。 冬は暖地のハウス栽培、夏は高冷地の栽培で一年中青果売り場に届けられています。 甘くてジューシーなトマトほど持ったときに重みが感じられます。 その重さは水に沈むほどで、全体の色が均一で赤味が濃く、皮にハリがあるものが おいしいトマトとなります。 またヘタの部分がピンとしていて枯れていないものが新鮮です。 ミニトマトはお弁当にも人気のあるトマトです。 赤玉系が主流ですが、最近ではオレンジ系のミニトマトも出回っています。 グルメトマトは糖度9度以上でいちご並みの種で、コクのある甘さを楽めます。 酸味もあって香りも強く、柿のように固い歯ごたえもあります。 食べごろの完熟トマトはデリケートなので、傷つけないように注意しましょう。 ポリ袋や密封容器に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておきます。 発泡スチロールの受け皿付きで購入したものはそのまま入れておけば熟れすぎを防げ、 4~5日程はもちます。